段ボール抄紙機は、段ボール紙を製造するための特殊な機械です。以下に詳細をご紹介します。
定義と目的
段ボール抄紙機は、波形の原紙を一定の形状の段ボールに加工し、さらに段ボール原紙と組み合わせることで段ボールを製造する装置です。包装業界で広く利用されており、家電製品、食品、日用品など、様々な製品を保護・輸送するための様々な段ボール箱やカートンの製造に使用されています。
動作原理
段ボール製紙機械は、主に段ボール成形、糊付け、接着、乾燥、裁断といった複数の工程で構成されています。作業中、段ボールは紙送り装置から段ボールローラーに送り込まれ、ローラーの圧力と加熱によって、U字型、V字型、UV字型などの特定の形状の波形に成形されます。次に、段ボールの表面に接着剤を均一に塗布し、加圧ローラーを介して段ボールまたは別の段ボール紙と接着します。乾燥装置で水分を除去すると、接着剤が固まり、段ボールの強度が向上します。最後に、設定されたサイズに合わせて、切断装置を使用して段ボールを希望の長さと幅に切断します。
タイプ
片面段ボール抄紙機:片面段ボール(段ボール紙1層と段ボール1層を貼り合わせた)のみを製造します。生産効率は比較的低く、小ロット生産や簡易包装製品の製造に適しています。
両面段ボール製造機:2層の段ボールの間に1層または複数層の段ボール紙を挟んだ両面段ボールを製造できます。3層、5層、7層段ボールの一般的な生産ラインは、さまざまな強度と包装要件を満たし、高い生産効率を実現しており、大規模な包装生産企業の主力設備となっています。
投稿日時: 2025年1月10日